専業主婦がカードローンを申し込むと在籍確認はどう行われるか?

カードローンを申し込んだ場合、在籍確認は通常なら職場に電話をかけて実行されますが、専業主婦の場合はどのようにして行われるのか気になる方も多いでしょう。

専業主婦が申込めるカードローンは、パートやアルバイトをしている主婦と比べると少ないですが、全く無いというわけではありません。

ここでは、専業主婦が申込めるカードローンと、申し込んだ場合の在籍確認の有無について説明します。

カードローンの在籍確認の意味と目的

カードローンの在籍確認には、申し込み時に書類に記載した内容に嘘が無いかを確認するためのものです。

実際、お金を借りたいために、無職なのに虚偽の職場を申請して申し込みをする人が居るため、その防止策として実施されます。

気持ちは分からなくも無いですが、そんな事をしたらブラックリストに乗ってしまうなど、リスクもかなりあるので絶対に止めましょう。

専業主婦の場合は、職場が無いため電話での在籍確認はされませんし、ほとんどの銀行カードローンの場合、旦那さんの職場に電話が行くことも無いのでご安心ください。

だからと言って、専業主婦は100%審査に通るのかと言えばそうではなく、別のかたちで厳正な審査がされるのは理解しておきましょう。

専業主婦はカードローンを申し込めるのか?

在籍確認の有無よりも、まずは、専業主婦が申込めるカードローンについて知ることが大事です。

本人の収入の無い専業主婦でも申込めるカードローンはありますが、残念ながらどこでも申込めるわけではありません。

ここでは、専業主婦も申込めるカードローンと、申し込めないカードローンについて説明します。

専業主婦が申込めるカードローン

専業主婦も申込めるカードローンは、「総量規制」の対象外の銀行カードローンです。

「総量規制」とは?

消費者金融などの貸金業者からお金を借りる場合、年収の1/3までしか借りれない「総量規制」というものがありますが、専業主婦には収入が無いため、この「総量規制」を利用できません。

銀行は貸金業者ではないので総量規制の対象外となり、自分の収入の無い専業主婦でも借り入れが出来ます。

しかし、銀行は貸金業者ではないので総量規制の対象外となり、自分の収入の無い専業主婦でも借り入れが出来ます。

銀行カードローンの金利は、消費者金融と比べると安く設定されていますが、専業主婦の借入額は最高で50万円と、低めの設定になっています。

地方銀行などは、その地方に住んでいる人しか申し込めませんが、専業主婦も申込める所が多いので、探せば色々と見つけることができるでしょう。

専業主婦が申し込めないカードローン

消費者金融は、ほとんどの場合は本人の収入の無い専業主婦は申込み出来ません。

しかし、探せば全く無いというわけではなく「配偶者貸付制度」を実施している一部の消費者金融なら専業主婦でも申込めます。

配偶者貸付制度とは?

一部の消費者金融が実施している、配偶者の年収と合わせて1/3までを限度に借り入れできるという制度です

しかし、配偶者の同意書が必要になるため家族に内緒でカードローンを利用したいと思っている人には使いにくいかもしれません。

また、専業主婦が申し込んだ場合は、借り入れ最高額は50万円と低めに設定になっている所も多く、銀行カードローンとそれほど変わりません。

専業主婦は電話による在籍確認は無い

専業主婦には電話による在籍確認はなく、ほとんどの銀行ローンでは旦那さんの職場に電話等もありません。

妻がパートなどをしなくても生活できるだけの収入が旦那さんにあるという見方をしてくれるからです。

しかし、一部の銀行では、配偶者の勤務先に在籍確認の電話がいく所もあるので、申込み時に確認しましょしょう。

カードローンを申し込むほとんどの専業主婦の方は、家族に内緒にしたいと思っているので、「収入のある旦那さんの職場に行くのでは?」と不安になるかもしれませんが、旦那さんの職場にも在籍確認の電話が行かないなら、ちょっとはハードルが低くなりますよね。

在籍確認がないわけではない

専業主婦だから在籍確認が無いわけではなく、自宅の固定電話か携帯電話に本人確認も兼ねてかかってきます。

固定電話よりも携帯電話の番号を申請しておけば、とりあえず別の誰かが出ることが避けられますよね。

ただし、専業主婦の場合、本人に収入が無いのですから、やはり旦那さんの年収や勤続年数などで審査がされます。

他にも、こんな審査もされる事を知っておきましょう。

  • 過去5年以内に3ヶ月以上の支払い延滞の有無
  • 過去5年以内に強制解約措置の有無
  • 過去5年~10年以内に債務整理の有無

「配偶者貸付」のある消費者金融の場合は、こちらの書類も必要になり、家族に内緒というのは難しくなります。

  • 住民票、戸籍妙本、婚姻届受理証明書など
  • 配偶者の同意書

絶対に旦那さんの職場に在籍確認の電話は無いのか?

申請した内容と違っていれば旦那さんの職場になんらかの電話連絡が行くこともありますが、事前に申込者の許可を得るのが原則になっているので、抜き打ちでローン会社から旦那さんの職場に電話が行くことはありません。

ローン会社の、申込者に対しての配慮はかなりされているようです。

カードローン会社から自宅に来る電話や郵便物は何?

カードローンを申し込んだ場合、自宅に送られてくる郵便物には、会社のロゴも無くカードローンと知られる可能性は極めて低いです。

ローンカードは本人受取で自宅に郵送される事が多く、キャンペーンや増額の案内などの郵送物も送られてきます。

ローンカードは、受け取り方法がいくつかある所もあったり、自宅への郵送を避けられないなど、会社によっても違ってきます。

家族に、カードローンの存在を知られたく無い場合は、家族が絶対に居ない曜日や時間を指定しておく必要があり、時間や曜日指定などが出来ない場合は、家族への言い訳も考えておいたほうが良いでしょう。

カードローン会社から電話が来る場合と避ける方法

専業主婦がカードローンを申し込んだ場合は、在籍確認の代わりに自宅か携帯電話に本人確認の電話がかかってきます。

これは、ほとんど場合は避けられないので、家族に知られたくない場合は携帯電話にかけて貰うようにして、必ず自分が電話に出るようにしたほうが良いでしょう。

この他に、滞納や延滞があった場合も電話がかかってくることがあり、これは避けられません。

とにかく、カードローン会社からの電話を避けたい場合は、毎月の支払いを滞りなくしていく事が大切です。

カードローン会社から郵便物が届く場合と避ける方法

カードローン会社からの郵便物を届かないようにするのは簡単です。

明細などはWEBで確認するようにして、カードローン会社に電話をかけて郵便物を止めて欲しい旨を伝えれば良いんです。

しかし、滞納や延滞があった場合は督促状が届きます!これは避けられません。

なので、郵便物が届くのが嫌なら、毎月の返済を滞りなくすることです。

家族にバレそうになった時の言い訳を考えておこう

万が一、家族にカードローンに申し込んだことを知られそうになった時の為に、言い訳を考えておきましょう。

カードローンを利用するのは、決して悪いことではありませんし、本当に困っている時は有り難いサービスです。

それでも、やはり知られたくないと思っている方も多いはずです。

1番自然な言い訳は「新しくクレジットカードを作った」これでOKです。

クレジットカードなら、今の時代は誰でも1枚は持ってるもので、予備の為に数枚持っていても不自然じゃありませんから。

カードローンの在籍確認は決して恐いものではない

カードローンの在籍確認は、身元調査みたいでちょっと恐く感じる人も多いかもしれませんが、決して恐いものではありません。

虚偽の申請や居留守さえしなければ、完了後すぐに借り入れが出来ます。

いわば「在籍確認=完了すれば借り入れ開始」と思っていいでしょう。

専業主婦の場合は、本人確認を兼ねたものなので、ちょっとは気が楽ですよね。