結婚して専業主婦になると、夫からお金をもらえなくてストレスを感じる主婦が増えているようです。
なぜ、夫は妻にお金を渡さないのにはどんな理由があるのか?
そんな時は、どう対処したら良いのか?
専業主婦にできるお金を稼ぐ方法とは?
夫が妻にお金を渡さない為に妻がストレスを感じて精神を病んでしまう「経済DV」についても解説しています。
夫から生活費をもらえない原因
食料や日用品は夫と買い物に行って夫が支払い、それ以外の生活費は一切くれない夫が多いようです。
結婚して共稼ぎの時はお互いに収入があったけど、子どもが生まれて専業主婦になると自分の収入が無くなり、まったく自由になるお金が無くて精神的に追い込まれる主婦が増えています。
ではなぜ、夫は妻にお金を渡さないのか?その原因はいくつか考えられます。
原因1 本当にお金がない
夫の収入が少なく、妻にお金を渡したくても渡せるお金がないのが原因です。
この場合は、どんなに夫を責めても出てくるお金がないのですから、自分も何らかの方法で収入を得る方法を考えた方がいいでしょう。
お金がないからと夫を責めてしまうと、今度は夫の方が精神的に辛い状態になるので、ここは助け合いの気持ちが大切です。
原因2 自分の稼ぎは全部自分のお金だと思っている
ずっと自分で稼いだお金を自由に使ってきた男性は、結婚して小遣いを決められてしまうことに抵抗感があるようです。
そのため、食品や生活用品を買うときは一緒に行って自分が支払い、専業主婦の妻にはお金は必要ないと思っていて、それ以外は自分のお金として好きに使う傾向があります。
しかし、専業主婦といっても全くお金が必要ないということはありませんし、子どもが幼稚園に行くようになれば交際費もかかってしまうものです。
このタイプの夫は自己中心的な人が多く、好き勝手にさせていると、ギャンブルや風俗、ほかの女性にお金を使っているという例も多いので、それとなく問いただしてみる必要もあります。
もし、怒鳴ったり暴力を振るうような事があれば、専門機関などに相談することをおすすめしますが、大事にしたくないのなら、やはり根気よく話し合いをするべきです。
原因3 夫が家計のやりくりをしている
妻がお金使いが荒いなどの理由で、夫が財布を握る家庭も多いようです。
この場合は、妻の浪費などが原因で夫からの信用を失ってしまっている可能性があります。
その場合は、夫からの信頼を得るまでには時間がかかりそうですが、毎日家計簿をつけるなどして「今後は浪費はしない」というのを証明するしかありません。
夫からお金をもらえない場合の専業主婦の負担やストとレストは?
夫から生活費やわずかなお金さえも貰えない場合、専業主婦の妻が与えられる精神的な負担とストレスについて詳しく説明していきます。
たとえ夫の収入が多くても、まったくお金をもらえない妻は夫が想像している以上に傷つき苦しんでいる場合が多いです。
無理な節約をさせられる
無理な節約を通り越して惨めな生活になってしまうと、ストレスもたまり心にも体にも良い影響を与えません。
毎日お金の事ばかり考えて生きるのは相当のストレスで、酷いときはうつ病などを引きおこすこともあります。
妻にお金を渡さず、そこまで追いつめてしまうのは経済的DVにも当てはまります。
配偶者などから振るわれる暴力を「DV(ドメスティックバイオレンス)」といいます。
直接暴力を振るわなくても、精神的なダメージを与えることもDVといえます。
夫婦でお金の話がしずらい
男の人ってお金の話をすると機嫌が悪くなる人が多く、お金の話をしたがらない人が多いようです。
そのため、夫が通帳を管理している場合、夫の収入や家の貯蓄などを知らない主婦も多く、夫にお金の話がしずらい雰囲気になってしまうという人もいます。
でも、貯蓄額や夫の収入が月にどれくらいあるかは妻も知る必要はあります。
夫がどうしても教えてくれない場合や、お金を生活費に入れてくれない場合は、夫の両親や友人から聞き出して貰いましょう。
それでも改善が見られない場合は、モラハラ専門のカウンセラーに相談することをおすすめします。
妻の交流関係が狭くなってしまう
専業主婦だからと全くお金が必要ないわけではありませんよね。
現金は渡されていないけどクレジットカードを渡されている主婦もいるようですが、最低限の現金はやはり必要です。
子どもが幼稚園くらいになると、ママ友との付き合いもあり、ランチやお呼ばれなども増えてくるので、そういう輪に入れないと子供も妻も交流が出来なくて孤立してしまう可能性があります。
また、子どもが急に病気になったり怪我をした時に病院に行く場合も、現金しか使えない個人病院もまだ多いのも現状です。
お金がもらえなくて辛い時の解決策
夫からお金がもらえない場合の対処法について説明します。
まずは、きちんと話をしてわかってもらう方法と、夫に頼らず自分で稼ぐ方法、精神的にきつい「経済DV」を感じた時に相談するサービスなどについて説明します。
お金が必要なことを理解してもらう
まずは、専業主婦にも現金が必要な事について理解してもらいましょう。
食費や生活用品の全てを夫が出してくれている場合に必要な項目を書いておくと良いでしょう。
- ママ友との交際費
- 急な医療費
- 雑費
仕事をする(専業主婦にもできる仕事)
では、どんな方法で収入を得るのか?
小さな子どもがいて、保育園に子どもを入れるのも難しい場合に主婦が自宅できる仕事について考えてみましょう。
内職
ひとつひとつの単価は安いですが、単純作業の物が多いので、慣れてくると効率もよくなって数を納品できるようになり、収入も徐々に増えてきます。
子どもが寝ている時間や空いた時間に仕事ができるので、少しでも収入が欲しい方におすすめです。
ネットビジネスをする
記事を書くのが好きならライターの仕事や編集の仕事、ホームページを作ったりプログラミングができるならWEBデザインの仕事など、内職と比べると単価の高い仕事できます。
最初は、なかなか単価の良い仕事はもらえないかもしれませんが、数をこなせば確実に仕事も増えて単価もよくなり、月に10万円くらいは稼げるようになります。
月に10万円あれば、かなり生活も楽になるのではないでしょうか?
得意分野で仕事をする
クラフトやグラフィックなどのスキルがあるなら、作品を販売する方法もあります。
フリマサイトや、メルカリやオークションなど、今は販売する方法はいくらでもあるので、出品してみましょう。
お客さんやファンができれば、作品も売れやすくなってくるので、趣味も兼ねて仕事ができて収入になるなら、こんなにうれしいことは無いですよね。
しかも、子どもといつも一緒にいられるんですから!
カードローンを利用する
本当にお金が無くてどうしようもない時の手段として、カードローンを利用するのもひとつの方法です。
専業主婦の場合は、総量規制の無い銀行カードローンしか利用できませんが、1~50万円の借り入れができます。
ただし、カードローンは金利が高いので返済を長引かせると利息が溜まっていくという危険性あります。
毎月必ず返済できるだけの額を借り入れるという意思が必要です。
専門機関に相談する
夫が全く生活費をくれない場合は、経済DVを与えられていることになります。
でも、夫なりの理由があるかもしれないので、ちゃんと向き合って話し合う必要はあります。
全く話を聞いてくれなくて、相変わらずお金をくれないのなら、夫の親に相談したり、それでも効果がなければ専門家に相談してみると良いでしょう。
では、専門機関と言ってもどこに相談すれば良いのかというと、真っ先に浮かぶのが弁護士ですが、家庭裁判所や、モラハラ専門のカウンセラーに話をきいて貰いましょう。
弁護士に頼むだけの資金がないなら、法テラスなら弁護士費用も安くなるのでおすすめです。