消費者金融のカードローンは、銀行カードローンと比べると金利は高めですが、無利息期間を付けている所もあり、上手く利用すればかなりお得に借り入れができるので、計画的に利用するなら、おすすめです。
消費者金融のカードローンは、本人の収入の無い専業主婦は申し込めませんが、月額2万円ほどでも毎月収入のある主婦も申し込め、年収の1/3までを上限に借り入れ可能です。
ここでは、消費者金融のカードローンを主婦が申し込んだ場合に行われる審査について詳しく解説します。
お金が必要な方で、消費者金融を利用する事に不安を感じている方も、是非参考にしてくださいね。
専業主婦の審査基準
消費者金融のカードローンは、総量規制があるため、本人の収入の無い専業主婦は借り入れが出来ません。
しかし、配偶者貸付制度を設けている一部の消費者金融なら借り入れが可能です。
「総量規制」とは、年収の1/3までの借り入れができる制度で、お金の借りすぎや滞納や延滞などを防ぐ制度です。
消費者金融などで、配偶者の年収と合わせて1/3までが最高限度に借り入れが可能な制度です。
ただし、配偶者との婚姻の証明書と、配偶者の同意書が必要になるため、家族に内緒でカードローンを利用したい人にとっては、利用しにくいです。
消費者金融カードローンを申し込んだ時の審査項目
消費者金融のカードローンを申し込むと審査が行われ、その審査項目は、大きく分けて「属性情報」と「信用情報」があります。
「属性情報」と「信用情報」がどういうものなのか、どんな場合に審査に有利になるかなどについても説明します。
申込者の属性情報
カードローン申し込み者の個人情報や、現在の住まいや職場などの情報を「属性情報」と言い、属性情報から今後の返済が可能かどうか審査します。
消費者金融により審査内容は多少違ますが、だいたいの基準として覚えておくと良いでしょう。
- 年齢:20歳~69歳まで借り入れできるが、若いほど審査に有利
- 年収:年収は高い方が良いが、安定していることの方が重要
- 勤務地・職種:公務員、大企業の正社員であればで審査に有利
- 勤務期間:最低でも3ヶ月以上、勤続年数は長い方がより有利
- 住居:賃貸や公営住宅よりも持ち家の方が有利
- 居住年数:既にローンが終了しているか、年数が長い方が有利
- 保険証の種類:国民健康保険より社会保険の方が有利
- 既婚・独身:既婚者で家族が居るほうが有利
申込者の信用情報
カードローン申し込み者が他社で既に借り入れ中か?また、過去の借り入れ状況と遅延の履歴等を調べます。
もしも、こんな事実があれば、既に信用情報に傷が付いていて、残念ながら審査には通ることは難しいでしょう。
- 過去にクレジットカード等の支払いで3ヶ月以上の滞納がある
- 過去にカードローンの支払いで3ヶ月以上滞納がある
- 過去に自己破産の経験がある
- 過去に債務整理の経験がある
カードローンの重要な審査基準の加算システム
消費者金融のカードローンに申し込んだ際に必ず記載する個人情報には、それぞれ重要な意味があり、項目毎に点数が加算され、合計の数字で審査結果が出るシステムになっています。
その点数はどのように付けられるのか、その理由など、気になる方は参考にしてくださいね。
項目 | 点数が高くなる | 点数が低くなる | 理由 |
---|---|---|---|
年齢 | 年齢が若い | 年齢が高い | 年齢が高いと病気や怪我をしやすくなり、返済が滞る可能性がある。 |
電話番号 | 固定電話 | 携帯電話 | 携帯電話は、解約したり頻繁に番号を変える事ができ、連絡が滞る心配がある。 |
居住形態 | 持ち家 | 賃貸住宅、公営住宅 | 持ち家なら、賃貸住宅よりも夜逃げなどの可能性が低く、財産があるという意味でも信頼できる。 |
居住年数 | 長い | 短い | 長く住んでいるということは、ローンや家賃の支払いが滞っていないと判断される。 |
勤務先・業種 | 公務員、大企業の正社員 | 中小企業、パート、アルバイト、派遣社員 | 収入が安定し、解雇の不安の無い公務員や正規雇用の方が信用は高い。 |
勤続年数 | 長い | 短い | 勤続年数が長いほど、収入も安定し、信用も高い。 |
年収 | 高い | 低い | 高いほど、返済が滞ったり返済不能にならないと判断されます。 |
消費者金融カードローンの審査に落ちる人の特徴
消費者金融のカードローンの審査で落ちる人は、返済能力がない人です。
では、どのようなタイプの人が「返済能力のない人」と判断されるのか、その特徴について説明します。
- 無職、日雇い、契約社員など、毎月安定した収入がない
- 勤続年数が短い(~2ヶ月)
- 既に他社から総量規制以上の借り入れがある
- 既に4社以上からの借り入れがある
- クレジットカードで61日間以上の延滞がありブラックリストに載っている
- 自己破産などの債務整理の経験がある
「既に4社以上からの借り入れがある」に関しては、「おまとめローン」を利用して借入件数を減らすことが出来ます。(例:現在3箇所でそれぞれ20万円の借り入れがあるなら、1箇所に集めて60万にするなど)
消費者金融カードローンの審査の流れ
消費者金融のカードローンに申し込みしてから、借り入れできるまでの流れです。
大手の消費者金融なら、早いところで最短30分で審査が終了して借り入れが可能です。
↓
各種審査
↓
審査結果の連絡(在籍確認)
↓
契約・融資開始(ローンカード発行)
消費者金融カードローンの在籍確認
一通りの審査に通過すると、職場に在籍確認ということで、最後の審査が行われます。
この在籍確認が完了すれば、借り入れが開始されるので、本人か職場の人が必ず電話には出て在籍している事を証明しなければなりません。
この在籍確認で「カードローンを利用している事がバレるんじゃないか」と心配な人も多いと思いますが、消費者金融の名前は出さず、必ず個人名でかけてくれるので、在籍確認の電話でバレる心配はありません。
在籍確認の電話内容
本人が電話に出た場合
- 消費者金融「(個人名)と申しますが、(申込者)様をお願いできますか?」
- 本人「はい、私です。」
- 消費者金融「(申込者)さま、ご本人でございますか?」
- 本人「はい、そうです。」
- 消費者金融「(個人名)と申します。これで在籍確認が完了しました。」
本人以外が電話に出た場合
- 消費者金融「(個人名)と申しますが、(申込者)様をお願いできますか?」
- 同僚「(申込者)は、ただいま接客中なのでおかけ直しいたします。」
- 消費者金融「いえ、結構です。またこちらから掛け直します。」
こんな感じで、あっけないくらい簡単に在籍確認は終了します。
ただし、このような事実が判明した場合は、審査には通りません。
在籍確認が通らない例
- 申込書に記載した会社を既に退職した
- 休職中で復帰日が未定の状態
- 産休中
消費者金融カードローンの審査難易度と気をつけるポイント
消費者金融のカードローンの審査は緩いというイメージを持つ方も多いようですが、消費者金融は本人の収入の無い専業主婦は利用できませんし、収入のある主婦も年収の1/3までしか借り入れは出来ません。
現在の他社の借り入れや、過去の借り入れ・返済情報などの審査も、決して緩いとは言えません。
やはり、消費者金融のカードローンを利用するなら、信用を得られるような努力は必要です。
消費者金融のカードローンを申し込む際に注意すべき点を挙げてみました。
- 借り入れは欲張らず、必要な額だけにする
- 他社からの借り入れ件数はまとめておく
- 消費者金融は名前の通った大手の会社にとどめておく
どんなに条件が良くても、名前の知られていないような中小の消費者金融に申し込むのは絶対に避けましょう!