主婦がカードローンの在籍確認で落ちた理由と今後の対策

カードローンに申し込むと、必ず在籍確認がされます。

パートをしている主婦の場合はローン会社から職場へ電話をかけて行われ、専業主婦の場合は本人確認も含めて自宅の固定電話か携帯電話で行われます。

在籍確認が通れば借り入れが開始されますが、何らかの理由で審査に通らない事もあります。

ここでは、在籍確認で落ちるパターンと、落ちてしまった場合の対策について説明します。

在籍確認が行われるタイミング

カードローンに申し込んで在籍確認が行われるまでに、いくつかの審査があります。

それらの審査に通って、最終確認で在籍確認が行なわれます。

申し込みから借り入れ開始になるまでの流れは、こちらを参考にしてください。

カードローン申し込み

申し込みに関する審査

電話による在籍確認

審査結果の通知

契約手続き

借り入れ開始

在籍確認の電話がなかった場合は、それ以前の審査に通っていない可能性があります。

在籍確認前に落ちているパターン

在籍確認の前に審査落ちしているパターンとして、過去の借り入れ状況や、信用情報に傷があるなどの理由があります。

信用情報に傷がある

過去に自己破産をしていたり、61日以上の延滞や滞納があると、信用情報に傷が付き5~10年は、どこのカードローンの審査にも通りません。

他社でも複数の借り入れがある

他社で既に年収の1/3以上の借り入れ(総量規制以上)が判明した場合や、一ヶ月の間に複数の会社にカードローンの申し込みをしている場合も、「自転車操業」していると見なされ、審査落ちします。

自転車操業とは

返済日にお金の工面ができず、他のカードでキャッシングをして返済する事。いわば、借りたお金で借金を返済する事で、どんどん借金が増えていき、自己破産などの結果を引き起こす場合があります。

虚偽の申請が判明した

申し込みに虚偽(間違い)があった場合も、意図的ではなくても審査には通りません。

専業主婦がカードローンに申し込んだ場合の在籍確認の方法

専業主婦の場合、利用できるカードローンは、総量規制の無い銀行カードローンか、配偶者貸付のある一部の消費者金融のカードローンになります。

銀行カードローンを申し込んだ場合、配偶者の職場に在籍確認の電話は行かず、自宅か申し込み者本人の携帯電話に本人確認も兼ねた電話が行きます。

配偶者貸付のある消費者金融の場合は、配偶者の同意書が必要になり、在籍確認は、主に自宅か申し込み者本人の携帯電話で行われます。

在籍確認で確実に落ちる理由

在籍中だからと、休職中にカードローンを申し込み人もいますが、休職中は産休であっても審査には通らないので、復職してから再度申し込むと良いでしょう。

退職する直前にカードローンを申し込んだ場合、退職したことがバレると審査に通った場合でも取り消されて、最悪の時は「虚偽」としてブラックリストに載ることもあるので、絶対に止めましょう。

在籍確認時に部署名と役職名を申請しますが、架空の部署や嘘の役職で申請すると必ず見つかり虚偽と判断されるので、必ず正確な部署と役職で申請しましょう。

自分が原因ではなく在籍確認で落ちるパターン

自分には全く原因が無いにも関わらず、在籍確認で落ちることもあります。

その理由として、在籍確認の電話に1週間以上誰も出なかったときです。

在籍確認の電話は、ローン会社の方からは何度か試してくれますが、一週間以上連絡が取れないと審査落ちになるので、注意が必要です。

では、どんな場合に連絡が取れないのか、例をいくつか挙げてみます。

日中の電話に対応できる人がいない

これは、深夜の仕事をしている人に該当しますが、だいたい在籍確認の電話はローン会社の営業時間内のため、深夜営業の場合は電話を受けれる人がいないことが多く、在籍確認が取りにくくなります。

また、職場の電話から個人の携帯電話に転送される場合もありますが、在籍確認が認められるのは職場の固定電話だけなので、たとえ携帯に在籍確認の電話が通じても、それは在籍が証明されたとは見なされません。

職場の都合で在籍確認が出来ない

職場によっては、私用電話の取次が出来ない所もあり、個人名での電話に対応してくれない場合は、在籍確認が出来ません。

派遣会社や、社員の多い大企業に多いパターンで、社員全員の名前を把握していない事が多く「〇〇はいません」と答えられた場合も、「在籍していないという返答」になり、在籍確認に通りません。

電話の向こうから子供の声やテレビなどの生活音が聞こえた場合や、電話に出るまでにかなりの時間がかかった場合も、在籍確認に通らない可能性があります。

職場の存在確認が出来ない場合

ローン会社は、申し込み者本人の確認はもちろん、勤務している職場に関しても審査をします。

もし、反社会的な職場と判明した場合や、職場の存在確認が取れない場合も審査に通るのが難しくなります。

例えば、事務所の移転などがあって、職場の電話番号が登録がされていない時にカードローンを申し込むと、会社の存在確認が出来ず審査落ちする事があります。

ローン会社は、104で勤務先の電話番号の調査も行います。もしも、その電話使用履歴に問題があれば在籍確認の審査に通らない可能性もあります。

申し込み者本人に問題が無くても、同じ会社からカードローンの申込者が多いときは、会社でグルになって資金集めをしているとみなされる可能性があると見なされ、全員が審査落ちします。

在籍確認で落ちてしまった場合、再度申し込むタイミングは

在籍確認で落ちてしまった場合、それまでの審査には通ってるので、またすぐに申し込みたい衝動にかられますが、最低でも3ヶ月は時間をおいて申し込んだほうが良いです。

とは言え、「今すぐお金が必要なの」という方も多いと思うので、その場合は他のカードローンに申し込むと良いでしょう。

ただし、在籍確認の電話が来ない(それ以前の審査で落ちている可能性がある)場合は、別のカードローンに申し込んでも審査に通らないだけか、「何社にも同時に申し込みをしている」という理由で、ますます審査に通らなくなるので、注意が必要です。

在籍確認で落ちない為の今後の対策

在籍確認の電話があったということは、それまでの審査には通っているので、次回にはこちらの事に注意すれば、審査に通りやすくなりかもしれません。

だからと言って、何社にも申し込むと「自転車操業」の可能性があると見なされて、在籍確認の前に審査落ちする危険もあるので、申し込む時は、一社にとどめておくことをおすすめします。

職場への電話の無いカードローンにする

在籍確認は必ず行われますが、必ずしも電話のみということではありません。

派遣社員の場合は、特に在籍確認が難しくなるので、ローン会社にその旨を伝えて、電話ではなく書類提出などで在籍確認をしてもらう方法も検討してもらいましょう。

その場合は、こちらの書類が必要になります。

  • 社員証
  • 勤務先名の入った健康保険証
  • 源泉徴収などのコピー

ただし、在籍確認は電話でのみの所もあるので、申し込み時に問い合わせた方が良いでしょう。

かかってくる時間に確実に自分が出られるようにする

自分が確実に電話を受けれる時間にするか、土日や祝日も営業しているローン会社なら、休日出勤をしてその日に電話をして貰うのも1つの方法です。

他の人に電話を受けられる心配も無いので、ちょっと気が楽ですよね。

繋がりやすい電話番号にする

社員の多い大企業の代表にかかってしまうと、不備が起きる可能性もあるので、自分の部署直通の電話番号があれば、そこに電話をして貰えば、不備が起きる可能性も低くなりますよね。

同僚にも自分宛ての電話が来ることを言っておけば、自分が出られなくても対応してくれるでしょう。