カードローンは、金融会社によって金利やサービスが違うので、より金利の低い会社に借り換えれば、無駄な利息を減らせる場合があります。
また、今までは手数料を払ってATMを使っていたのに、借り換えてからは無料でATMが使えるようになったり!
今現在利用しているカードローンよりも条件が良ければ借り換えを考えてみた方がよいですが、借り換えには必ず審査があります。
カードローン借り換えの審査とは、どのようなものなのか?
実際のところ、カードローン借り換え時の審査は甘いのか、厳しいのか、など気になるところですよね。
カードローンの借り換え審査は甘い?厳しい?
カードローンの借り換えの審査は「厳しい」という意見と、「甘い」という意見に分かれますが、実際はどうなんでしょうか?
実は、申込者の状況によって厳しかったり、甘かったりするようです。
では、どんな人には厳しくて、どんな人には甘くなるのかについて説明してきましょう。
審査が厳しくなる人
カードローンの借り換えは、借り入れが多くなって返済に困っている人が圧倒的に多いため、現段階で他社からも借り入れしている人に対しては審査が厳しくなります。
実際に4社以上から借りれ中の人が借り換えを申し込んだ場合は、審査に通らない可能性も高くなります。
審査が甘くなる人
現在、1件の消費者金融のカードローンを利用中で過去に延滞や滞納が無く、銀行カードローンに借り換えを希望している場合は、審査は甘くなると言われています。
この場合は、返済に困っているという理由ではなく、普通に「低金利なので借り換えた人」と判断されるからです。
カードローン借り換えでは何を審査される?
カードローンの借り換えでも、申し込みをした時と同様に仮審査と本審査があり、個人情報や過去の借り入れ状況や現在の借り入れ状況などを審査されます。
仮審査と本審査で重要視される内容について詳しく説明します。
仮審査
年齢
20~69歳が一般的ですが、金融会社によって最高年齢が65歳のところや70歳のところもあります。
その年齢内かどうかで審査がされます。
未成年や、71歳以上の人は審査には通りません。
年収
200万円以上か?
金融会社によって年収のラインは違いますが、年収200万円で線引きしています。
勤務先・雇用形態
大手企業か?正社員か?公務員か?
倒産などで無職になる心配があるか否かを審査されます。
勤続年数
3年以上勤続しているか?
今後の支払いの継続が可能かどうか審査されます。
勤続年数が少ないと、職を転々としていると判断される場合もあります。
住まい
持ち家か?賃貸か?
夜逃げなどのリスクの有無を審査されます。
持ち家の方が、簡単に夜逃げできないと判断されます・
家族
独身か?家族もちか?
独身の方が自由に使えるお金があると判断される場合が多いです。
本審査
ICC情報の確認
過去、現在の消費者金融でのキャッシングやカードローンの利用履歴が残されています。
滞納や延滞などの有無などを調べ、延滞や滞納の履歴が見つかると、審査に通るのは難しくなります。
消費者金融の個人信用情報機関です。
消費者金融会社、信販会社、保証会社の過去の情報があり、カードローンやクレジットカードの申込み情報は6か月、借り入れの情報は5年間は消えません。
CIC情報の確認
過去、現在のクレジットカードの利用履歴が残されているので、その額や使い道について審査されます。
信販会社、消費者金融会社、銀行などのクレジットカードの個人信用情報機関です。
今までのクレジットカードの申込み情報や利用状況があります。
クレジットカードはキャッシングやカードローンよりも利用者が多いためICCよりも情報は多いです。
こちらも、申し込み情報は6か月、利用情報は5年は残ります。
全国銀行個人信用情報センター情報で確認
過去に利用した銀行ローンなどの利用状況、住宅ローンやフリーローンを滞ることなく返済したかなどを確認し、現在のローン状況などで審査されます。
銀行ローンの利用履歴が残されている機関。
借り入れ件数の確認
何社からも同時に借り入れしている場合は、審査に通りにくくなります。
現在、4社以上からの借り入れが確認された場合は審査に通過するのはかなり厳しくなると思っていいでしょう。
過去に債務整理や自己破産をした方は、どの金融機関でも5〜10年はブラックリストに載ってしまうので借り換えはできません。
カードローン借り換えの審査の流れ
カードローン借り換えの申込みは、窓口、WEBなど、その金融会社によって異なります。
借り換えの手順は、下記を参考にしてください。
申込書には、間違いの無いように記載しなければなりません。
意図的じゃなくても、間違った記載をすすると虚偽とみなされて審査に通らない可能性もあります。
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仮審査
申告した書類をもとに仮審査が行われます。
審査時間は金融会社によって若干の差はありますが、早くて消費者金融なら60分以内、銀行なら当日内か翌日になります。
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仮審査結果報告
メールか電話(希望の方)に仮審査の結果が報告されます。借入額が多い場合は収入証明書などの提出が必要になります。
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本審査
在籍確認で勤務先へ金融会社から電話が行きます。必ずしも本人が出る必要はありませんが、同僚の返答次第では審査に通らないこともあります。
本審査の期間は、在籍確認も入れて数時間ですが、在籍確認ができない時は長引くこともあります。
↓
融資開始
メールか電話に本審査結果報告があり、審査に通ればすぐに融資が受けられます。
カードローン借り換え審査に通りやすくするコツ
債務整理や自己破産などがある場合を除いて、現在複数の金融会社から借り入れをしている場合は審査に通るコツはあります。
それは、借り入れの少ない金融会社を完済して行くことです。
そして、完済した後は、必ずその金融会社を解約することを忘れずに!
多くても借り入れ中の金融会社を3社以内に減らせば、一社あたりの額が増えても4社以上から借り入れているよりは審査に通りやすくなります。
ただし、絶対に通るという保証はなく、あくまでも「4社以上から借り入れするよりは審査に通る可能性は若干高くなる」という意味としてご理解ください。
借り換えとおまとめローンの違い
「借り換え」と「おまとめローン」を同じと思っている人が多いようですが、このふたつは違います。
借り換えは、今利用しているカードローンよりも金利が安い、無料ATMがあるなど、条件の良い金融会社に借りなおして無駄な利息を極力減らす目的があります。
一方「おまとめローン」は、現在数社から同時借り入れをしている場合、それを一社にまとめて一社の借入額を大きくすることで、金利を下げて毎月の支払額を少なくする目的があります。
ただし、毎月の返済額を少なくすると利息が増えてしまうというリスクがあるので、その場合は繰り上げ返済などで少しでも元金を減らすことも考えた方がいいでしょう。
カードローンの借り換え時も在籍確認はあるの?
カードローンの借り換えで他社に借り換えや、おまとめローンにする場合も在籍確認はあります。
申し込み時にも在籍確認があったので、借り換えやおまとめローンでは無いと思う方もいるかもしれませんが、申し込み時と同じく滞りなく行われます。
内容は申し込み時と同じで最終審査になるため、書類に記載した職場に在籍していることが確認できれば審査に通り、借り換えが完了します。
職場に電話が来るのは緊張するという人もいるでしょうが、せっかくここまで審査に通って在籍確認ができなくて審査落ちするのはとても勿体ないので、居留守を使ったりせずに必ず電話にできるようにしましょう。
もしくは、同僚にもそれとくなく「今日、私に電話が来るかもしれない」ということを伝えておくといいでしょう。
カードローン会社からの電話は個人名か銀行名(銀行カードローンの場合)でかけてくれるので、在籍確認の電話によってカードローンを利用していることがバレることは無いのでご安心ください。