カードローンの借り換え、デメリットの方が多い人とは?

カードローンはとても便利なサービスですが金利が高いので、返済が長引いて気が付いたら利息がどんどん増えてしまったというケースもよくあります。

家族に内緒でカードローンを利用している主婦などは、少しでも利息を減らして一日も早く完済をしたいと思っていることでしょう。

より金利の安い金融会社に借り換えを考えている方に、知っておいてほしいカードローンの借り換えのメリットやデメリット、借り換えをするべきじゃない人について説明します。

せっかくカードローンの借り換えをしたのに、更に生活が辛くなった!なんてならないように注意が必要です。

カードローンの借り換えとは?

カードローンの金利やサービスはその金融会社によって違いますが、金利の低い金融会社に借り換えすることで金利が下がったり借り入れ元金が減って完済が早まるというメリットがあります。

しかし、借り換えはそう単純なものではなく、金利だけで借り換えすると思わぬ出費が増えるなどのデメリットもあるので、よく調べて納得してから借り換える必要があります。

カードローンの借り換えの審査は甘い?厳しい?

カードローンの借り換え時の審査は、新規で申し込むよりも厳しいと言われています。

カードローンを利用していてさらに借り換えをするということで、「生活が苦しいから借り換える」と金融会社に判断される可能性があります。

やはりお金を貸す金融会社としても、滞らずに返済をしてくれる人に長い期間返済をしてもらうのが希望ですから、審査も慎重になるのは当然ですよね。

借り換え時の審査で重要視されることと、有利になる条件は以下のような内容です。

  • 年齢では、30代〜50代が審査に有利
  • 勤務先・雇用形態は、倒産などの心配のない公務員や大企業が審査に有利
  • 賃貸よりも持ち家が審査に有利
  • 自分の自由になるお金がある(と思われる)独身の方が有利
  • 年収200万円以上(副業があれば有利)
  • 勤続年数は3年以上の人が有利

カードローンの借り換えのメリットとは?

カードローンの借り換えには以下のようなメリットがあります。

  • 低金利になることで利息が減る
  • 無料ATMが利用できるようになって借り入れ・返済時の手数料の負担が軽くなる
  • 毎月の返済額が少なくなり経済的な負担が減る

低金利になることで利息が減る

カードローンは、その金融会社によって金利やサービスが違います。

例えば100万円借り入れした場合、一般的には年金利が18%なので1年間に18万円の利息が付いてしまいます。

たかが1%と思う方もいるかもしれませんが、100万円借り入れした場合は1万円も違ってくるんです。

なので、現在借り入れしている金融会社よりも低金利なら借り入れした方が無駄な利息を払わずに済み、それだけ早く完済できます。

無料ATMが利用できるようになって借り入れ・返済時の手数料の負担が無くなる

金融会社によっては、自社の無料ATMがあったり、コンビニや銀行のATMも無料で利用できるところもありますが、手数料のかかるATMもあります。

地方に住んでいる場合は、無料で利用できるATMが少ない金融会社もあり、借り入れや返済時にATMを利用する度にかかる手数料もバカにはなりませんよね。

もし、自宅や職場などの近くに無料で利用できるATMのある金融会社に借り換えすれば、今までかかっていた手数料代が浮くわけですから、かなりの節約になります。

金融会社によっては会員サイトから簡単に借り入れや返済ができるところもあるので、インターネットに抵抗がなければ手数料もかかりませんし、かなり便利ですよ。

毎月の返済額が少なくなり経済的な負担が減る

毎月の返済額(約定返済額)は金融会社や借入額によっても違ってきます。

毎月口座から引き落とされる額が大きいと感じているなら、額の少ない金融会社に借り換えすればかなり経済的な負担も減ります。

しかし、この場合は毎月の返済額が減ることで元金の返済額も減ることになるので、利息が増えていくパターンにもなるので、余裕があるときには積極的に繰り上げ返済をしていくことをおすすめします。

カードローン借り換えのデメリットと注意することとは?

カードローンの借り換えは、必ずしも得になるとは限りません。

その理由として以下のような事が起こる可能性もあるからです。

  • 審査が比較的厳しい
  • 今までよりも利息が増える可能性がある
  • 毎月の返済額は減るが返済期間が長期化して利息が増える可能性がある
  • 近くで利用できるATMが無い場合がある

安易に金利が安いからという理由で借り換えてしまうと更に借金が増えたり、今まで必要の無かった費用がかかってしまうこともあるということもあるので、そうならない為にも、じっくりと比較をして現在よりも得になる金融会社を選びましょう。

では、どんな点に注意して金融会社を見極めれば良いのかについて説明します。

借り入れ金額に対しての金利がハッキリと表記されているか?

金融会社のサイトを見ると、「融資額1~800万、年金利4.0~18.0%」などと大雑把に書かれているところがあり、どうしても最低金利に目が行ってしまいますが、どの金融会社も100万円以下の融資の場合は最高金利になると思っていいでしょう。

特に、初めて利用する場合は、間違いなく最高金利になります。

利用しやすい場所に無料で利用できるATMがあるか?

有料のATMの場合は、100万円未満の引き出しの場合は108円、100万円以上の場合は216円かかります。

できれば無料で利用できるATMを持っている金融会社を選びましょう。

例え108円、216円といえども年に何十回も利用しているとかなりの出費になります。

ネットで取引ができるか?

会員サイトで借り入れから返済までできて、しかも24時間利用できて、手数料も無料なら、利用しないなんて勿体ないですよね。

でも、手軽に利用できるということは借りすぎてしまうというリスクもあることは頭に入れておきましょう。

カードローンの借り換えでデメリットの方が多い場合

カードローンの借り換えはいいことばかりではありません。

場合によっては、更に利息が増えてしまったり、借り換え以前よりも生活に支障をきたすこともあります。

では、借り換えすることがデメリットになるのは、どんな場合か説明します。

現在の元金の金利が10%以下の場合

金利が10%は、かなり低いです。

もし他の金融機関で同じ金額を借り換えした場合は、どんなに金利がいいと言っても15%以上になると思っていいでしょう。

従って、今現在の金利が10%以下なら借り換えはしないほうがいいです!

無利息期間がまだ残っている

消費者金融では無利息期間が設けている会社もあります。

あるせっかく無利息で借りられるのに、金利の高い商品にわざわざ借り換えする意味も必要性もありません。

まずは、無利息期間に返済できるだけ返済してから借り換えを考えましょう。

毎月の返済可能金額で家計はやりくりできている

カードローンの借り換えは、返済が厳しい状態で少しでも家計が楽になるのが目的なので、何とか生活ができるだけの返済可能金額なら、わざわざほかの金融機関に借り換えする必要はありません。

むしろ、借り換えをしたことで毎月の返済額が増える可能性もありますし、少なくなったらその分元金は減らないので利息が増えることもあります。

とにかく、一番無駄なのは利息です!少しでも元金を減らして利息を増やさない努力をすることが大切です。

なので、より元金を減らすためにも、繰り上げ返済などを積極的にしてくことを検討しましょう。