主婦のカードローンは誰にも内緒で審査を受けられるか?

家計を預かる主婦が、足りない生活費を補いたい場合や、欲しい物を買いたい時にカードローンに申し込む人が多いようです。

カードローンに申し込むと、審査はどこまで内緒に出来るのか不安な方も多いことでしょう。

絶対に家族に内緒にしたいと思ってる方も多く、審査の方法などは気になるところですよね。

そんな、カードローンの審査は、本当に誰にも内緒で行なわれるのかについてまとめてみました。

申込み時に審査される事

申し込み時の審査で絶対条件なのは、この2つです。

これは絶対条件になり、どちらかでも該当しない場合は申し込めません。

  • 20歳以上69歳以下であること
  • 安定した収入があること

ただし「安定した収入」に関しては、「総量規制」の無い銀行カードローンの場合は、申し込み者本人に収入が無い専業主婦でも配偶者に収入があれば申し込めます。

消費者金融は「総量規制」を取り入れているため、専業主婦は申し込みできません。

総量規制とは

本人の年収の1/3までの借り入れができる制度で、お金の借りすぎや滞納や延滞などを防ぐ制度です。

結果として、申し込み時の審査は、書類を元に審査されて、誰かに確認されると言うわけでもないので、問題なく内緒で審査を受けることができます。

消費者金融と銀行カードローンの審査の違い

消費者金融のカードローンと銀行カードローンは、信用情報を照会する機関が違います。

審査も、銀行カードローンの仮審査は保証会社が行うのに対し、消費者金融では自社で仮審査を行います。

そのため、消費者金融の方が審査が早く終わり最短60分融資も可能になるんです。

仮審査で重要視されること

カードローンの場合、仮審査まで通過できれば、ほぼ確実に全審査には通ると言われています。

しかし、信用情報に記録されるのは実は審査に入ったタイミングで、仮審査で落ちてしまうと信用情報に記録が残ってしまうため、安易に申し込むのは止めましょう。

カードローンに申し込んで万が一の審査落ちになって信用情報に傷がつかないように、まずは「お試し審査(簡易審査)」をすることをおすすめします。

お試し審査(簡易審査)とは?

自分がその金融会社で借り入れができるかどうかの目安を知ることができます。

お試し審査(簡易審査)のメリットとして、ここで審査落ちしても信用情報には登録されません。

数秒で簡単に行える事や、書類も必要がないので、まずは診断してみましょう。

ただし、ハッキリと「借り入れ出来ません」という回答ではなく、あいまいに「お借入可能かどうか判断できません」と出る事が多く、この場合は借り入れが難しいと判断しても良いでしょう。

仮審査の場合も、保証会社や信用情報のサイトで確認されるため、この審査も誰かにバレること無く内緒で終了します。

仮審査1:信用情報の照会

1番重要とも言える、申し込み者の信用情報の審査です。

過去に、自己破産などの金融事故がある場合は、審査には通りません。

  • 過去の事故情報の有無
  • 過去のカードローンの申込件数
  • クレジットヒストリーの状況
  • 他社の債務状況

また、このような場合も信用情報に登録されることがあります。

  • 携帯電話本体の分割払い時に延滞
  • 奨学金の返済延滞

仮審査2:申込内容の確認

申し込み時に申請した内容に嘘がないかどうかを審査し、点数加算されていきます。

  • 年齢(若いほうが有利)
  • 勤務先(公務員、大企業の正社員の方が非正規雇用よりも有利)
  • 勤続年数(長いほうが有利)
  • 年収(高いほうが有利)
  • 居住状況(持ち家の方が有利)
  • 家族形態(独身の方が有利な場合や、親と同居が有利な場合など、会社によって基準が違います)

本審査で重要視されること

仮審査に通ると、最終審査でもある本審査があります。

本審査に通ると、借り入れが可能になります。

本審査では、こちらの審査が行われます。

  • 職場への電話による在籍確認
  • 申込み時に提出した書類の確認(本人確認書類・収入証明書)
  • 暴力団との関わりの有無

在籍確認で審査される事

在籍確認は、申込み時に申請した職場に本当に在籍しているかの確認です。

電話には本人以外が出ても問題ありませんが、その場合は申し込み者が在籍しているという返答が必要になります。

審査が通る場合の返答例

  • 「(申し込み者)は、席を外しております」
  • 「(申し込み者)は、本日は休暇を取っております」
  • 「(申し込み者)は、接客中です」
  • 「(申し込み者)は、本日は出張です」

審査が通らない場合の返答例

  • 「(申し込み者)は、退職しました」
  • 「(申し込み者)は、長期休暇を取っております」
  • 「(申し込み者)という社員は、在籍しておりません」
  • 「お答えできません」

職種の関係で在籍確認の電話が困難な場合は、金融会社によっては書類提出など他の方法にして貰える所もあるので、問い合わせてみると良いでしょう。

せっかく仮審査が通って在籍確認が取れなくて審査落ちにならないよう、在籍確認の電話には出る必要があります。

在籍確認の電話に出ても、このような場合は審査落ちする可能性もあるので、周りの音にも気をつけましょう。

  • 電話に出るのに時間がかかった
  • 子供の声やテレビなどの生活音が聞こえた

本審査では、職場などに電話がいくため誰かにバレてしまう可能性はやや高くなります。

しかし、金融会社では、非通知の番号で電話をかけてくれたり、会社名は名乗らず個人名でかけてくれるなどの配慮をしてくれるので、自分以外の誰かが出た場合の言い訳などを考えておけば、万が一のときも切り抜けることは可能でしょう。

過去の借り入れで審査に落ちそうな場合の対処法

カードローンに申し込むと、信用情報を審査され、金融事故や他社からの借り入れが多い場合は審査に通るのが難しくなります。

金融事故の場合は、5~10年は審査に通るのが難しくなりますが、他社からの借り入れ件数に関しては対処法があります。

それは、「おまとめローン」を利用して、1社にまとめる方法です。

まとめることで、一社からの借り入れ額が大きくなるので毎月の返済額が減り、借り入れ額が大きくなることで金利が低くなります。

自転車操業をするよりも、ずっと効率よく返済できるので、複数の金融会社から借り入れしている人は是非実践してみてください。

万が一の滞納時は取り立てが来て内緒にできなくなる?

消費者金融というと、滞納したら怖い人達が脅しに来るというイメージがありませんか?

一昔前まではあったかもしれませんが、2010年に改正貸金業法が施工されて、今はもうあんな脅しのような取り立てをする会社はありませんし、警察に通報することもできます。

だからと言って滞納を繰り返したり、踏み倒すのは不可能です。

滞納・延滞時の金融会社からの対応

本人の携帯電話に督促の電話がかかり、本人確認、返済日を聞かれ、遅延損害金の説明などがあります。

約束した日に返済が出来ないと、翌日に電話がかかり、返済できない理由を聞かれ、再度返済の約束をさせられます。

自宅に電話をかけて連絡が取れない場合は、職場や実家の方にも電話が行きます。

更に放置すると「催告状」が届きます。
この時の書類には、カードローン会社の名前がハッキリと書かれています。

一括返済の命令

法的措置(給与、財産の差し押さえ)

このような状況になってしまうと、隠し通すのは難しく、同居の家族はもちろん、職場にもバレてしまいます。

カードローンは、とても便利で有り難いサービスですが、利用の仕方を間違ってしまえば人生も狂ってしまいます。

絶対に無理な借り入れはしない事を守りましょう!それなら、周りに内緒で借り入れして返済することは可能です。