家計を預かる主婦がカードローンを利用する場合、できれば家族に知られずに借り入れしたいという人がほとんどでしょう。
最近のカードローンは、郵便物を止めたり、WEBだけで完結できたり、かなり配慮されるようになりました。
それでも確実に隠せるわけではなく、ウッカリして家族にバレてしまう事も多いようです。
家族にバレやすい原因と、それらを防ぐために自分で出来ることなどについてまとめました。
家族に内緒にできるカードローン
カードローンを利用することは悪いことではありませんが、やはり家族には知られずに利用したいと思っている主婦がほとんどですよね、やっぱり家族に心配をかけたくないですから。
カードローンと言うと、一昔前は、明細書が自宅に届き、封筒にはロゴもハッキリと印刷されていて、すぐに「借金している」とバレてしまいましたが、最近はかなり配慮がされるようにになり、「家族に内緒でカードローンを利用したい」という主婦にとっても利用しやすくなりました。
カードローンには、銀行カードローンと消費者金融のカードローンの種類あります。
専業主婦なら銀行カードローン、パートなどで収入のある主婦なら銀行カードローンと消費者金融のカードローンを利用することができます。
銀行・消費者金融カードローンの詳細
銀行カードローンには消費者金融のような「総量規制」が無いために、本人の収入の無い専業主婦でも配偶者に安定した収入があれば利用することが出来ますが、借り入れ最高額は50万円以下と少なめの設定です。
消費者金融のカードローンには「総量規制」があるため、借り入れ最高で本人の年間所得の1/3まで借り入れが可能ですが、本人の収入の無い専業主婦は利用できません。
「配偶者貸付制度」を実施している消費者金融なら、配偶者の年間所得の1/3まで借り入れが可能ですが、この場合は配偶者の同意書や婚姻を証明する書類が必要になるため、家族に内緒で利用したい方には向きません。
年収の1/3までの借り入れができる制度で、お金の借りすぎや滞納や延滞などを防ぐ制度です。
消費者金融などで、配偶者の年収と合わせて1/3までが最高限度に借り入れが可能な制度です。
家族にカードローンの利用がバレる原因
最近のカードローンは、一昔前に比べると家族にバレにくくなりましたが、注意をしないと家族にバレてしまうこともあるので、絶対に家族にバレないようにするには細心の注意は必要です。
金融会社からの電話でバレてしまうパターン
専業主婦の場合は、在籍確認の電話は自宅か本人の携帯電話にかけて確認されます。
電話では、金融会社の名前は名乗らず個人名でかけられますが、勘の良い人なら気がつく事もあります。
また、個人名で男性社員からかけて来られた場合は、別の意味で勘ぐられる危険性もあります。
明細書などの郵便物でバレてしまうパターン
郵便物は、主にローンカード、契約書類、明細書です。
郵便物の封筒には、あからさまに会社のロゴなどはありませんが、毎月のように同じ所から郵便物が届いたら、やはり不審に思うのは当然です。
滞納や延滞などがあったばあいは、督促状なども郵送で届きます。
通帳の記録でバレてしまうパターン
通帳から引き落としをしていると、必ず記帳した時に記録が残ります。
同じ所から、入金・振り込みが繰り返されていたら、嫌でも「これは何?」って家族も不審に思うでしょう。
銀行振り込み・引き落としはとても便利ですが、通帳の扱いには特に注意が必要です。
督促でバレてしまうパターン
督促は、最初は本人の携帯電話に来ますが、本人と連絡が取れないと自宅の電話や郵便物、配偶者の職場の電話にも行くようになります。
督促を拒否することは不可能で、こうなってしまうと家族に隠し通すのは困難になります。
家族にバレずにカードローンを利用する方法
家族にバレずにカードローンを利用するのなら、「カードローンに関係する物を遠ざける!」これしかありません。
最近は、金融会社の方でも、全てをWEBで完結出来たり、郵便物の表面にはロゴを印字しないなどの配慮はされるようになりました。
その他にも自分で注意できる事についてまとめてみました。
電話の連絡先の注意点
専業主婦の本人確認や在籍確認は、必ず自分の携帯電話にしておくと、他の誰かに電話に出られる可能性は少なくなります。
申し込み書の「固定電話」の部分を「無」にすれば自宅の固定電話に電話がかかってくることがありません。
または、家族が留守の日中など、確実に自分が電話に出られる時間に指定するのも良いでしょう。
パートをしている主婦の場合、職場に男性からの電話が行くと困る方は、あらかじめ金融会社に電話をして女性社員から電話をして欲しい旨を伝えておけば、男性社員から電話が行くことはありません。
送られて来る郵便物を止める方法
1番迷惑なのは、郵便物ですよね!封書にはロゴマーク等は無くても、中の書類を見ればカードローンを利用している事が一目瞭然ですから。
そんな、金融会社から送られてくる郵便物を止める方法は色々とあります。
まず、明細書などはWEBで確認するようにして、サービスの案内資料などは電話をかけて止めて貰えば、それで自宅への郵便物は来ることはありません。
ただし、全ての銀行で対応してくれるわけではなく、地方銀行などはATMを利用すると翌日に明細書が郵送されてくる場合もあるので、地方銀行のカードローンを利用する場合は、必ず確認したほうが良いです。
ローンカードの受け取り方
ローンカードは郵送で受け取る方法の他にも受け取り方法があります。これなら家族にバレる心配はありません。
スマホで完結するカードローンを選ぶ
全ての金融会社で実施しているわけではありませんが、ローンカードが無くてもスマホだけで完結できます。
カードが無いので、家族の目に触れる心配はありませんが、スマホアプリからバレてしまうケースもあるので、使ったらその都度削除するなどの注意は必要です。
契約機で契約する
契約機で契約すれば、その場でローンカードや書類も受け取れ、ATMで借り入れや返済もできるので、ローンカードの管理ができれば家族に知られる危険性は低いです。
融資方法・返済方法
銀行引き落としや振り込みにすると、通帳にしっかりと印字されてしまいます。
印字は、「〇〇サービスセンター」など、ちょっと怪しさがあり、頻繁にそんな印字があると不審に思われたり、その名前で検索されると金融会社の名前がバレてしまう危険性もあります。
それを避けるのは、通帳のないネット銀行を利用する(明細はWEBでのみ確認)か、振り込みを利用しないでATMで借り入れ・返済をすることです。
絶対に必要なのは、延滞や滞納をしないこと!
どんなに細心の注意をしても、延滞や滞納が続くと容赦なく郵便物や電話での督促があります。
その場合、まずは申し込み者本人の携帯電話に電話が来るので、無視をしないで必ず出るかかけ直す必要があります。
金融会社の方でも本人に連絡が付かないと、自宅への電話や郵便物で督促するしか方法がなくなり、それでも返済がなかったり連絡が付かないと、職場に電話が行ったり、更には実家に連絡が行くこともあるようです。
そうなってしまうと、家族に内緒にするのは難しくなり、職場や実家にもバレてしまうので、カードローンはとても便利なものですが返済が困難になるほど借り入れするのは止めましょう。